狂犬オジー

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狂犬オジーとは

夕方散歩に出ると、下校中の小学生たちに遭遇することがあります。

すると、きまって数人が「わんちゃんだ!」「かわいい〜」とオジーを見つけます。

そして数人で走り寄ってきて私に「さわってもいいですか?」って訊くんですよね。

なんて礼儀正しいの。

でも心を鬼にして言うのです。

「ごめんねえ〜、噛むかもしれないから」

狂犬のふりをする理由

そう言うと、ほとんどの子たちはズザザッ!と後退りして去っていきます。

ごめんねえ〜

こんなふわふわでモコモコのわんちゃんが噛むなんて思わないよねえ

昔は「どうぞどうぞ」と言っていたのですが、コロナ禍から狂犬のふりをするようになりました。

自分の子もそうだったけど、下校中の小学生、何触っとるかわからんけんね

コロナ後もインフルやプール熱などいろいろと感染症が流行ったこともあって、申し訳ないけど触るのをご遠慮いただきたく存じ上げるようになったのでした。ごめんね。

狂犬のメリット

触りたい!と来てくれる子たちに、「やめて!」と言うのも角が立ちますし、狂犬のふりをするのはお互いにとって良いことだと感じています。

今どきは万が一お子さんに怪我をさせたら補償問題になりそうですし、そういうのを回避するためにもとても効果的な策です。

小さい子が苦手なワンちゃんや、オジーのように老犬になって「キレる老犬」になりつつある子にもおすすめの対処法です。

実際のところは

オジーの名誉のために申しておきますと、オジーは今まで一度も人を噛んだことはありません。

おおむねフレンドリーで大人しく、娘が小さかった頃から飼い始めたため小さな子たちにも耐性があり、好きな方です。

なので家で「今日も狂犬のふりをしてきた」と家族に話すと、爆笑されます。

オジーも心外かもしれませんが、我が家ではこれからも狂犬のふりをしていく所存です。

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